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記録はこちら 常任委員会記録(平成28年) | 函館市

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(1)

午後4時23分開議

委員長(工藤 恵美)

・ 開会宣告

・ 議題の確認

1 調査事件

(1) 財政の中期的な見通し(平成29年度~33年度)について

委員長(工藤 恵美)

・ 議題宣告

・ 本件については、平成28年12月1日付けで、財務部より資料が配付されているので、担当部局から 説明を受けたいと思うがよろしいか。(異議なし)

・ 理事者の出席を求める。

(財務部 入室)

委員長(工藤 恵美)

・ 資料の説明をお願いする。

財務部長(入江 洋之)

・ 資料説明:財政の中期的な見通し(平成29年度~33年度)

(平成28年12月1日付 財務部調製)

委員長(工藤 恵美)

・ お聞きのとおりである。大変大きな数字である。ただいまの説明について各委員から発言あるか。

板倉 一幸委員

・ 財政の中期的な見通しを策定するということだが、いろいろとお聞きをしている中で、何点か教え てほしいこと、明らかにしてほしいことがあるので、質問してまいりたい。今さらこんなことを聞い て恐縮なのだが、なぜこんなことを聞くのかと思われるかもしれないが、この財政の中期的な見通し は、誰というか、どういうチームというか、どういう体制で策定をされたのか。

財務部長(入江 洋之)

・ 正直申し上げて、この中期見通し、昔で言う財政試算をつくるのは、財政課の一つの柱で、毎年い ろいろつくっている。ただ、これはちょっと外には出せない、あまりにも不透明で公表できないとい うことで見送ったり、特に交付税の行方が見えないとか、5年に1回の国調ということで、ここしば らくは見送ったこともあるが、内部的にはつくっている。この中期の見通しというのは予算編成を経 て、まず財政課中心に、財務部も入ってたたき台をつくっていく。それである程度のフレームができ た段階で、まず企画部に事業費をどういうふうに見るかという知恵を借りて、そこで協議すると同時 に、総務部でいわゆる行財政対策、人員削減などを行政改革課を中心にやっているので、そこからも 意見をもらう。3部長会議と言って、企画部長と総務部長と財務部長が毎週のように月曜日に集まっ ている。そういったところも活用して、今多分これは第20版を超えていると思うが、どんどんそうい う作業をしていって、ある程度3部で合意形成がとれた段階で庁内的に協議をしていくというのが基 本的な形である。その際にいろんなことがあって、戻ったり変わったり、当然その年によって出し方

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も変わったりということである。

板倉 一幸委員

・ なぜそういうことをあえてお聞きしたかというと、きょう予算特別委員会で函館市基本構想、10年 間の、あるいは10年後の函館の姿というものを、委員の皆さんで議論をした。また、人口ビジョンや 総合戦略も出されてきて、財政というのは入りと出なので、特に入りの部分というのは経済的にどう なのかということに大分左右をされると思う。市税も地方交付税も、地域の経済活動に基づいてふえ たり減ったりということが当然あるんだろうと思うが、そういうことがそれぞれ部局のいろいろな考 えや方針や計画とうまくマッチしているのかが非常に心配だった。そういった意味で今申し上げたよ うな、市の、特に経済的な活動、経済的な見通しも今回の中期見通しの中には反映をされていると考 えていいのか。

財務部長(入江 洋之)

・ 確かに、財政見通しをつくる際には、経済見通し、今年も円高から円安に変わったり、イカの問題 などもあって、端的に言えば、法人だとか個人住民税としても当然そういったものを反映させていく のだが、それは中長期の見通しであるから、若干動くのだろうが、確実にどう反映させているかとい うと難しいところで、一定の考え方で積み上げで加味して、市税なんかも見ている。交付税なんかも そういう見方でやっていくと、泥沼に入っていく。確証がない。これを経済部局とか農林水産部局と 協議しているかというと、まず部局からそれぞれ大型事業の想定だとか、今と違うものは財政課であ る程度吸い上げて、予算要求の予定なども加味してやっているが、そういう部分での議論というのは、 特別職との協議の場面でもちろん行うにしても、端的に言ってなかなか各部とやりとりしているもの ではない。ただ、日々の業務の中でいろんな予算執行にもかかわっているから、そういったところで 意見をもらうチャンスがある。情報はもちろんそういったところから得てやっていくのだが、ただ時 間的になかなか難しいというのもある。

板倉 一幸委員

・ 時間的に難しければ時間をとって議論を重ねていただければいいと思うのだが。行財政改革プラン のように、こういう計画でこう進めますと、あるいは進めなければ例えば財政が破綻しますとかとい うものと違って、5年間の見通しを示したものであるから、そこまで私も強く申し上げないが、やは り将来見通しということになれば、そういった種々の要素が加味されて、こういうことでいけるので はないかという見通しとして示していただけるのがベストだろうと思う。そういう意味では、策定の 目的などにも、人口減少が非常に進んでいると書かれているが、人口減少についてはどう見込んでい るのか。次の国調は平成32年なので、財政上に正確に反映するとなると平成34年度の予算か、平成33 年度にもかかわってくるか。その辺のところは、先ほど少し説明があったが、どういうふうに見込ん でいるのか。

財務部長(入江 洋之)

・ もう一度説明すると、平成33年度の交付税の、平成32年の国勢調査の影響分というのが、企画部で つく ったも のを ベース にいく と、 8億9 ,000万円 。こ れは現 行ル ールを 適用し た場 合の交 付税の 減だ が、人口の減少に合わせてという部分ではここが一番の部分である。対策も、人口減少に合わせてソ フト部門を組んだということもあるし、当然、市税は徴収人員が減るということも加味している。た

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だ扶助費などは、人口が減るから減るのかというと、過去の例からいって一概に言えないので、過去 の伸び率なども、ある意味ルール計算している。また、事業費などは当然だが、人口減少ということ ではなく積み上げでやっている。一部は見ているし、一部はそうでもないというところ。長い目で見 ればもっと大きなフレームで変わっていくかもしれないが、5年間のフレームでいくと、財政はどう しても国勢調査の影響が5年間続くというのがまず基本だと思っていただきたい。

板倉 一幸委員

・ 先ほど、例えば経済の状況が、この財政見通しにどう反映されているのかということを申し上げた が、きょうの予算特別委員会の議論でもそうなのだが、人口減少は避けられないと、そのかわり交流 人口をふやしていこうというのが今の市の考えになっているわけだが、きょうの新聞、あるいは経済 建設常任委員会の資料として出ているようだが、観光客の年間入込客数が過去最多になるかもしれな いということで、そのことによる税収の増だとか、そういったことを続けていって函館の産業そのも のをしっかりとしたものにしていこうということまで考えるのは財政課の仕事ではないだろうが、要 はそういったものが含まれてこういった見通しができ上がっているのかということで、経済的な問題 も含めてお聞きをした。その辺は先ほどの答弁と同じ答えになるか。

財務部長(入江 洋之)

・ 皆さんからよく聞かれるのが、これだけ景気がよくなってきているのだから、市民税の法人がよく なるだろうということなのだが、若干そういう傾向があるにしても、全国的な支店経済の中であまり よくない状況で、金融機関とかの影響もあるので、端的に言って、今年の法人は非常に悪い状況にな っている。それと、政府の法人税の実効税率の30%を切るということでフレームが決まっており、平 成32年 度と 33年度 は市 の法人 も税率 引き下 げで 2億 円とか 2億4 ,000万 円ぐらい ずつ減っていく 。当 然、業績がいいところで税収もふえていく。個人住民税は、少しよくなってきている。収入率もよく なっているし、市民所得もよくなってきているということで、非常にいい状況。固定資産税も新増設 とかいろいろいい状況を反映させていただいて、順番から言うと、個人はいい。法人は非常に厳しい、 先行きがよくない、あまりふえる要素がない。固定資産税はホテル1棟が建つと、規模によっても全 然違 うが、 概算 で1棟 年額2, 000万 円ぐら い入る と言 われて いる 。そう いった とこ ろでは 、個人 と固 定資産税は記載して、法人は税率の引き下げ等もあって、地域の方がいろいろやっているにしても、 なかなかすぐには効果が出てこないかと。大きく言うと税の面ではそういうふうに捉えている。

板倉 一幸委員

・ 先ほど、財務部長から交付税の先行きがわからないという話があった。算出の条件ということにつ いても説明をいただいた。つくった本人にこんなことを聞くのは変だが、見込みが狂う可能性がある とすると、交付税の問題は聞いたが、現時点でどういうものがあると思われるか。

財務部長(入江 洋之)

・ 例えば、地方消費税は年4回交付だが、去年はすごくよかったが、今年になったらがくんと悪いと。 交付税というのは一定のルールで地方に配分されて、北海道に来た分がまた一定のルールで配分され るということで、ブラックボックスの部分もあり、交付税は先ほど言ったとおり。一定の考え方で、 決ま ってい ない ものも 盛り込 んで いる。 例えば 、国 保の現 時点 での赤 字の累 積7億 9,80 0万円を 、こ のまま本当に1回で出さなければならないのか、まだ決まっていない部分もある。特に、社会保障関

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係経費は今ちょうど厚労省と財務省がいろいろとバトルをしているので、まだ未定の部分がある。た だ、その辺は新規要素があるだろうということでソフト枠も加味して、ある程度わからない部分は新 規枠とかを加味している。ただ変動がどこにあるかというと、そこまで全部は、ある程度経験値でつ くっているのだが、本当に社会経済情勢が明日どうなるかわからないような状況の中で、先行きを見 通すというのは自信がないところだが、一定の考え方でつくったということで、答弁になっていない かもしれないが、御理解いただきたい思う。

委員長(工藤 恵美)

・ 板倉委員、このような時間帯なので、まとめていただければと思うが、大事な案件なので、もし時 間をかけて調査したいということであれば、明日に延ばしてゆっくりと皆さんで議論をして・・・・・・。

板倉 一幸委員

・ それは皆さんにお任せするが、どうするか。

委員長(工藤 恵美)

・ 質問を予定されている方はいるか。

小野沢 猛史委員

・ そんなに長くはやらないが。

板倉 一幸委員

・ そんなに長くはやらないので。

委員長(工藤 恵美)

・ それでは続けるので、理事者の方、よろしくお願いする。

板倉 一幸委員

・ 配付をいただいた見通しにも、病院事業の改革プランについて、この試算には計上していないと書 かれているが、今病院事業会計が赤字を抱えて、この先どうなっていくのかと、我々にとっても非常 に関心の高いことである。これから当然、改革プランが発表されて、それに基づいてどういう取り組 みがされていくのか明らかになっていくと思う。まだどういうふうになるか我々はわからないが、そ れによって市財政も結構大きな影響を受けるのではないかと心配をしている。そうした事態があった 場合には、この見通しも途中で見直す可能性もあるのではないかと思うが、どうか。

財務部長(入江 洋之)

・ 今回の新病院事業改革プランは、同時並行でつくっていたので、間に合えばここに入れたいという 思いはあったのだが、こちらは国のほうにも3月までに出さなければならない、その前に民生常任委 員会の御意見もいただいてパブリックコメントもやるという事情もあって、また庁内的にも最終的に まだ確定していない部分もあり、中期のほうを先にということで。対応であるが、私のほうから言う ようなものではないが、感触的には今年度も赤字だという傾向はなかなか否めないと。抜本的な対策 を求められているので、プランをつくっていくのだが、累積で30億円を超えるという話なので、なか なか病院だけでは解消できない。その辺、当然財務部も入って、いろんな話し合いをしているのだが、 来月ぐらいにはあちらのほうも固めていかないと作業が間に合わないという状況の中で、一般会計と しても、病院局だけでの改善は極めて難しいという認識があるので、何らかの対応が求められた場合、 まだ庁内的にオーソライズされているものではないが、例えば、減債基金を活用するということで、

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一般会計の負担、基金の負担にはなるが、そういった対応も必要になってくると現時点で思っている が、まだ最終的にこれから病院とも庁内協議をしていかないといけない。現時点ではそのような思い である。

板倉 一幸委員

・ そういう意味では、一般会計も非常に大きな影響を受ける可能性があるわけだから、病院事業の中 身については特にふれるわけにはいかないが、財政に重大な影響を与えないような再建プランの作成 もお願いしたいと思う。

・ 市税の未収金対策の強化による収入額を計上したということで実際に数字も載せられているが、こ れは特に強調するような新たな強化策を用意するということか、それとも現状の対策をしっかりやっ ていくということか。

財務部長(入江 洋之)

・ 市税の未収金対策は、これまで鋭意取り組んできて、いわゆる収納率を着実にアップさせてきてい る。毎年いろんな工夫を凝らしてやっているので、今後も0.1%とか0.2%伸ばすということで計画も つくっており、特に新たなものということではなくて、さらに強化していくということである。

板倉 一幸委員

・ 学校再編に伴う土地の売り払いの収入を見込まれているということだが、今回確かに五稜中学校の 跡地を売却するということで、売却する収入というのは当然出てくることは出てくるのだが、学校再 編に伴う跡地をどう利活用するのかというのは、その時々の政策判断である。全て売却してしまうと いう既定路線でやっているわけではない。表現だけ見ると何か全部売り払いますみたいなことだが、 その辺の考えはどうか。

財務部長(入江 洋之)

・ 確かに学校用地は再編計画をお示ししてこれからいろいろ議論いただくところである。以前から一 般質問でも基本的な考えとして答弁させていただいているが、例えば複合施設で使うとかという土地 以外は売却したいというのは市の思いであるが、オーソライズされているものではない。ただ、ここ はあくまで一定の考えであるから、当然場所によっては全部売れない部分もあるし、解体費のほうが 土地代よりも多いところをどうするかは、平成29年度中に庁内議論を固めた上で御意見いただかなけ ればならないと思っているが、5カ年の中期試算をつくるには一定の考え方を出したほうがいいだろ うということで、全部売っていくとか、もちろん売れるものでもないし、思っているものではない。 なので、金額が2億円とか3億円とかきれいな数字になっているのは、概算額であり、あくまでどこ を何年に売るという想定のものではない。

板倉 一幸委員

・ 時間の関係があるので、終わりたいと思うが、実はこの財政の中期試算の議論があるだろうという ことで、一般市民から匿名で私のところに財政の中期試算についてしっかり議論してほしいと手紙が きた。どういうことになっていくのか明らかにし、責任を持った対応が求められているし、あるいは オーソライズという意味では、市役所の中でどういう共通認識を持たれているのかということも書か れていた。そういう意味では、しっかりとした考えのもとに進めていかなければならないと思うし、 同時に先ほど函病のことでお話し申し上げた時に、新たに基金の活用などもあるかもしれないという

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ことだったので、その時にまた議論ができることもあるだろうから、きょうのところはこれで私の質 問は終わらせていただきたいと思う。

小野沢 猛史委員

・ 今いろいろと質問があって、大枠こんなイメージかなと理解できたとは思うが、なお何点か質問さ せていただきたい。

・ 地方交付税、いろいろとこの辺の要因が大きいと。今年度も税収が想定を下回っているような新聞 記事が日本経済新聞に出ていたと思うが、それは当然どこでその分を穴埋めというか、歳出を抑制す るかとなれば、やはり候補に挙がってくるのは地方交付税である。確か金額的に何千億円という金額 を減額するような話もあり、非常に不確定な要因が多いと思う。私は経済のことはよくわからないが、 国会ではアベノミクスはもう破綻したという議論も盛んにあって、国際情勢も大変不透明だというこ とで、いろいろと厳しい情勢にあるので、そこはしっかり注視をしながら、人口減少に伴う減額分は 結構シビアに見込んでいるようだが、そこは厳しく見ていく必要があると思っている。今も質問があ ったが、病院の赤字分、これも先だって新聞報道によると、十億円強の累積赤字があるらしいが、そ の辺の実態は、現時点でまだオーソライズされたものではないと言いながら、基金で対応するという 答弁もあったが、この収支見通しには直接影響はないかもしれないが、内容とこれからの推移によっ ては非常に大きな影響があると思うのだが、現時点で病院事業の財政状況、平たく言えば、累積赤字 は幾らあるのかというところはどう押さえているか。

財務部長(入江 洋之)

・ 詳しい数字は今調べているところだが、ざっくり言うと、昨年末で20億円を突破して、恐らくこの 年の末で30億円を突破するだろうと。単年度10億円ずつ悪くなっている。単年度赤字が10億円で累積 で恐らく30億円を超すであろうということを、この前の民生常任委員会でお示ししたところである。

小野沢 猛史委員

・ 聞くところによると、累積赤字をどういうふうに処理しているかというと、赤字として表面上表記 しているのは10億円とか十数億円とかという金額。だから新聞に赤字が11億円とか12億円とかという 金額が出た記憶があるのだが、それとは別に一時借入金をしていて、それが早い話が赤字分だという こと。今御答弁いただいて一時借入金が毎年40億円くらいあるみたいな話も聞いた。それであれば大 変だということで、その辺、正確な数字が今わかれば。それによっては、これはまだ決定した事項で ないと財務部長がおっしゃっていたが、それこそ減債基金を取り崩してという範囲で収める話ではな いと。単独でやっていけないということは理解しつつも、しかしそれを果たして市が丸抱えして、繰 出金で面倒を見るというのはどうかなと思う。そういうとても不安定な要因があると理解していいか と思うが、その辺の認識はどうか。

財務部長(入江 洋之)

・ 私の説明の仕方が悪かったのだが、会計基準の見直しもあって、収支上まだ赤字ではないのだが、 実は7億円ぐらい、退職手当の分、別な色がついているのもあって、いろいろ混同して、説明にそれ が入っていたり入っていなかったりして数字が違うところがあるのだが、実質的に収支上の赤字は今 年度末で30億円を超えるであろうというのが、私ども一般会計の認識である。色はいろいろある。病 院は企業会計だから現金ベースとかいろんな区分もあるので、見方によって数字の出し方は違うのだ

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が、ただ、今年の状況、私どもは実際に経理していないが、病院から聞くところによると、数字はま だ調べている最中だが、昨年末で現金ベースで20億円の赤字があるということは、年度変わりの4月 1日、その瞬間に資金がショートしている20億円を払うすべを考えなければならない。なので一時借 入金を繰り返しているということである。それと診療報酬というのは、病院はまず資財などを払って、 1カ月や2カ月遅れで診療報酬が入ってくる。なのでどうしても資金が常時後追いになっていくとい う状況。これが黒字であれば逆である。どんどんよくなっていく。赤字の時はどんどん転がっていく ので、それが大きくなって一時借入金が40億円になるということはあるだろうと思っている。それは 残念ながら一時借入金は常時借り入れを借りかえしていかないとだめなものである。独自に解消はで きない。今、病院改革プラン、5カ年で総務省に出すと言われているものはどういうことかというと、 5カ年で病院はこういうふうにやっていくという独自の改革はもちろん考える。ただ、それができる かできないかはこれからの議論の部分だが、病院としても思うところがある。ただ、今我々が協議し ているところでは、それで恐らく全部埋まらないだろうということである。なので、どうしても病院 以外の力を借りなければならないというのが今の現状であると思っている。来月ぐらいまでには5カ 年計画として決めて、外部に公表して御議論をいただく。市政運営上の非常に大きな課題であると我 々も思っている。そういう認識はある。

小野沢 猛史委員

・ 今の財務部長の答弁でも、今年度末には30億円ぐらいになるのではという話であった。私の聞いて いる40億円というのは正確かどうかわからないが、それなりに説得力ある説明をされていたので、そ うなのかなと、大変なことだなと思っていた。そのことは何らかの形で収支見通しに大きな影響を及 ぼしていくんだろうと思う。そこもしっかりと見て、しっかりと折り込んでこれを評価していかなけ ればならないと思う。

・ それから自転車競走事業。大きな支払いとしては、平成14年当時に大規模な改修をした借金が平成 29年度か平成30年度で返し終わる。確か毎年2億8,000万円返していると思うが、それが終わるので、 その分は今ある累積赤字を解消しながら一般会計に繰り入れできるという状況になっていくと見込ん でいるということなのか、その辺をきちんと教えてほしいということと、その場合、先のことで具体 的な金額を言ってもこの中に入っているだろうから、どれくらい平成32年度に見込んでいるのかを教 えていただきたい。

財務部長(入江 洋之)

・ いわゆる競輪事業の公債費、建てかえた時に五十何億円だったかと思うが、ピークは公債費の償還、 2億円ぐらいの支払いというのは平成29年度で終わる。若干追加工事や年度最後の工事が2カ年ぐら いあ るが、 これ は2,00 0万円ぐ らい なので 、実質 的に は平成 29年 度で公 債費が 払い終 わる。これ はま たちょっといろんな問題があって、今度黒字になると、今までは赤字だったからいらなかった分、い わゆる納付金が発生してくる。それと、基本的には建てかえてはいるが、また大規模な改修、例えば 照明だとかいろんなものを、まずは競輪事業に使うというのがルールになっている。だからむやみに 一般会計に出してしまうと、それも納付金の対象になってしまうということもあり、微妙な数字なの で、今の計上は一般会計では平成32年くらいから競輪から繰出金をいただくような形で入っているが、 これも計画をつくっている最中であるし、具体的な数字は御容赦願いたいと思う。

(8)

小野沢 猛史委員

・ それはこの中に繰入金を見てということでは、平成32年度以降、幾らと具体的には見ていないとい うことか。

財務部長(入江 洋之)

・ 見ている。

小野沢 猛史委員

・ その金額は幾らか。それは言いたくはないか。言えないが繰入金というところに入っているのか。 それも当てにならない数字だから言えないのだろうなと。これからどういうふうに推移していくのか は、まさにギャンブルみたいなものだろうとは思うのだが。一方で、一定程度年数もたっているので、 先ほど財務部長がおっしゃったように改修をしていかなければならないということもある。なので、 毎年の2億何千万円かの償還金が終わったからといって、その分丸々かかるとは限らない。多分そん なにはかからないと思うが、答弁はいらないが、計画的に競輪事業部なりに改修計画みたいものを立 ててやらせるんだろう。その中で明らかになってくると。一方で水ものなので、大きなGⅢだとかが しょっちゅう来てくれれば、相当もうかるのだが、それがなかなか来ないとなると、かなり厳しい。 下のほうのF何とかでは赤字が出る一方で、やめたほうがいいんじゃないかという意見もあるくらい だ。ちょっと乱暴な意見だと思うが。そういう状況なので、それも当てにならない、不安定な要因だ と見ていいか。

財務部長(入江 洋之)

・ 金額が言えないのはいろんな事情があって、ちょっと勘弁していただきたいが、決して隠している ものではなくて、まだ庁内的にオーソライズされていない。小野沢委員おっしゃるとおり、競輪とし ての維持補修計画というものをきちんとつくらなければならない。そこがまず出発点である。それか ら納付金、そして一般会計繰出金、一般会計はそれを何らかの事業に使いたいという思いもある。た だ、どの事業にどう使うのかがまだ決まっていないので、金額等は勘弁していただきたいということ である。そんなに多額の金額を一般会計に繰り出していただけるとは思っていないし、年度間のふけ さめ、今言ったようにFⅡある時とFⅠある時とかをきちんと想定して計算をしているが、また競輪 としてのきちんとした計画をつくって公表していく段階で、明らかにしていきたい。

小野沢 猛史委員

・ 小・中学校の再編も大変なスピードで進めているということで、違和感を感じて、先ほど基本構想 の中でも少し述べさせていただいたのだが、今回の収支見通しの中では2億円、3億円、3億円とい う感じで見込んでいると。今、医師会から引き合いがあって、五稜中学校の跡は3億円で話がまとま りそうな報告があった。あれは平成29年度の中では9,200万円。あの分は9,200万円ではないのか。そ の辺の数字のかかわりを説明していただきたい。学校というのは規模も大きいので解体費も結構かか ると思う。その辺幾らで売れて、更地にして売るのであればその経費も含めて、プラスマイナスの正 味の 収入に つい て、例 えば五 稜中 学校で 幾ら見 込ん でいる か、 この先 の9,2 00万円 とかい ろいろ ある が、そのうち平成30年度から、学校の土地の売り払い金2億円、もしどこの学校か言えるのであれば、 売れるところと言うのだからある程度限られて、この先見えるようだが、具体的に今売れるところは これぐらいで、年度を別にしてというところを説明していただきたい。

(9)

財務部長(入江 洋之)

・ 確かに、先日お知らせした五稜中学校跡地は、これから2月定例会で議決をいただかなければなら ないということで、医師会のほうもこれから総会で議決をいただかなければいけないという両者のタ イミングで、私どもも公表をさせていただいた。医師会もこれから総会で議決をもらうが、その前提 はあくまで、2月定例会を想定しているのだが、売り払いの議決を市議会からいただかなければいけ ませんと、それが大前提ですということで、ある程度一定の合意になったのでお話ししたところであ る。 売り払 い金 額約3 億2,00 0万円 という ことで 公表 してい るが 、これ は土地 代か ら解体 費を控 除し た結 果が3 億2, 000万円 という こと であり 、当然 土地 の不動 産鑑 定もし て、相 手の 方とも 交渉し て妥 当だろうと。その部分は合意されている。その他の学校については、答申をした小・中学校の再編計 画のままでいくかどうかは別の議論だが、次に教育委員会からお知らせいただいているのは、潮見中 学校と今やっている巴中学校。巴中学校はある程度既定路線なのだろうが、ここの3校、3校が統合 されると、巴中学校で、光成中学校と稜雲中学校が、学校としては役割を終える。それと潮見中学校 が平成30年4月に開校することによって、西中学校と宇賀の浦中学校がとりあえず役回りを終える。 そして私どもは財務部として普通財産で引き継いで売り払いとかを所管するのだが、その辺は平成29 年度中にある程度基本的にきちんと方針を決めなければならないと思っている。先ほどから御説明し ているとおり、そういう事実が5年の中である程度想定されているので、仮置き的に2億円、3億円 という数字を入れただけで、具体的にどこだということではない。ただ、ふつうに考えていただくと、 まず土地を売る場合、五稜中学校も調査や測量や鑑定に6カ月くらいかかったのだが、それぞれに例 えば地中に埋設物があるかなども全部調査をして、関係部局にも集まってもらい、いろんな作業をど ういう順番でやっていくかだとか、一遍に公募はできないだろうとか、公募していいのかとか、例え ば市で事業計画を持つのか持たないのかというのを全部協議していかなければならないので、そうそ う簡単には着手できないのだが、私ども財務部としては、どこの学校ということではなくて、平成30 年から平成33年度ぐらいまでの間でこの程度かなという段階である。

小野沢 猛史委員

・ 五稜中学校は2月定例会の補正予算でということになるのか。当初予算にはならないか。当初予算 なら平成29年度の収入というふうに。学校分というのは、3億円、平成29年度の当初に入ってくるの か。

財務部長(入江 洋之)

・ そうである。

小野沢 猛史委員

・ 書き忘れか。

財務部長(入江 洋之)

・ いや、時点の違いである。

小野沢 猛史委員

・ どちらにしても3億円、その他に今残っているのは光成中学校と稜雲中学校。稜雲中学校は場所が いいと言えばいいが、あそこにアクセスするのは大変である。光成中学校、稜雲中学校、宇賀の浦中 学校、西中学校の4校分がこうして売れればいいなと、売れると試算の中に見込んでいるということ

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か。大川中学校は市営住宅が建つので。順番は別にして、この4校がここに収まってくる。これもち ょっと当てにならない。今この時期にそこに買ってマンションを建てるという時代でもないようであ るし、WAKOビルみたいに国もどさっと補助金を出してやれば、やろうかという人も出てくるかも しれないが、そういう状態でもない。ということはこれもかなり不確定で余り当てにならないと言っ てもいいのではないかと思う。そういう認識でいいか。

財務部長(入江 洋之)

・ あくまでこれは現時点での市としての想定で、必ずしもこの通りいくものではない。なおかつ3億 円は平成29年度当初予算で想定している。あくまで2月定例会で議決をいただくことを前提に。それ は契約上、何日以内の支払いということで、平成29年度の4月の支払いということなので、登記が完 了する年度で収入をしようということで平成29年度。これは同時並行でやっていたので、これをここ に入れられなかったというのが正直なところである。相手もあることであるし、その点は隠している わけではなくて、時点の問題だということ。今後のことは、何回も説明するが、我々はこれで絶対い くんだということではなくて、仮置きに近いのだが、ある程度想定できるもので載せているというこ とであり、当然、毎年毎年この計画もローリングで時点修正していくので、おっしゃることもわかる し、しゃにむにやろうということではない。

小野沢 猛史委員

・ 大きな変動要因があるとすると、今挙げた3つくらいか。よほど経済状況が悪くなると、扶助費が またぐっとふえていくとか、風邪がはやる年が3年くらい続いて国保会計が赤字になって大変なこと になるということはあるかもしれないが、今挙げた3つくらいは大きな不安要因、マイナス要因だろ うと思う。そうすると、病院事業は先ほどの財務部長の答弁だと30億円。学校の土地の売り払いでも 11億円。40億円というのはこれからどういうふうに推移していくのか全くわからない。試算だからそ れは それで いい のだが 、最後 の平 成33年 度に4 00万円 の黒字 を何 とかキ ープし たま ま財政 運営を して いけるのではないかというところは、かなり風前のともしびというか厳しい状況にあるんだろうと思 う。そういう認識でいいか。これからさらにいろいろと職員の定数だとか、事務事業等々見直しをし ていかなければ、かなり厳しいことになるという認識を持っていていいか。

財務部長(入江 洋之)

・ 景気の動向というのは大体10年でサイクルになるので、ちょうど合併した次の年から、三位一体の 改革で毎年国から交付税が切られて、その当時、財政課長だった時には20億円、30億円の基金を取り 崩すような予算を組んできた。ただ今回は一時的な特殊要素は別にして、3年間当初予算は収支均衡 をとっている。要は減債を崩して予算を組まなければならない状況ではないし、決算でも一定程度の 黒字を生じているということで、10年ぐらい前の非常に厳しい状況は脱したんだろうと。確かに今後 どうなるかは社会経済情勢の変動でわからないが、この収支試算でまず見ていただきたいのは、特殊 要素 の国保 の分 は別と して、 財調 と減債 を崩す よう な予算 を組 んでい ないの で、平 成33 年度40 0万円 というのは確かに少ないとは思うが、つくった数字ではもちろんない。一定程度の考え方でやって、 財調と減債を崩さないで収支均衡をとっていくであろうという見通しを述べた。ただ、何回も申し上 げるが、社会経済情勢の動向などによっては変動していくということなので、適時、私どもも見直し て、必要であればその対応策をとっていくのはもちろんであるし、小野沢委員がおっしゃったような、

(11)

そこまでの状況では私どもは認識していない。

小野沢 猛史委員

・ 終わる。

紺谷 克孝委員

・ 函病の問題が20億円、30億円ということであったが、消費税による赤字の増大と、診療報酬引き下 げによる赤字ということで、確かに患者数が減るとか病院の運営上の問題で赤字をふやしているとい う要素があるにしても、国の施策的な要素で赤字をより拡大しているということがあると思う。きょ うは余りやりとりはしないが、そういう点もぜひ明らかにしていただきたいと思う。(「それは民生だ」 との声あり)だから、それは質問はしない。

・ 先ほど財務部長は、厳しい状況の中でも、人件費の今後の見通しもずっとマイナスになっているし、 それから事務事業の見直し等々で経費を節減していくということもおっしゃっていた。それが何とか 黒字を保てる一番の要素だという話もあった。過去の計画の中だと、財政試算でその辺りは全部打ち 出している。例えば、平成22年度の財政試算だと、行財政対策の内部努力ということで、見通しと一 緒にそういう試算も合わせて提案して、根拠を明らかにしながらやっている。今回の見通しというの は、数字上若干そういうものが出てきているが、計画が盛り込まれていないという点が非常に不透明 できちんとしたものになっていないと思う。過去の財政試算とこの見通しの違いは大分鮮明だと思う。 財政試算を改めて出す考えはあるのか。

財務部長(入江 洋之)

・ 確かに前は、現行推計、どちらかというと機械的に何パーセント伸びるよというのがあって、次の ページに対策が並んでいた。その対策というのはいわゆる行財政改革プランで、総務部所管で別途策 定しているものをお借りして入れて、それはそれで、行革プランが別にあった。同時並行でやってい るものを、試算上は対策として引用していた。今回はそうではなくて、対策は対策として今までやっ てきたものを試算上の内書きとして未収金対策とかを明示して載せている。これまでも既定方針であ る程度やってきたものを淡々とやっていくよと、職員数もそんなにがんがん減らすというのはもう無 理なので、一定程度5カ年の中でやっていきますよということ。過去の行財政改革プラン、総務部が 所管している部分はどうなのかということだが、まず先行して財政の中期的な見通しで、今までやっ てきた財政的な対策の部分は現行推計と一緒にわかるようにお示しする中で、ページは分けてはいな いが、行政の改革について、総務部も今どういったことができるのかということで、これはまだ間に 合っていない状況で、同時にはなっていないのだが、これまでのいわゆる行財政対策の分はこの一つ でまとまったと理解していただきたいと思うし、行政の部分はどうなのかというのは、今総務部のほ うで工夫しているが、間に合っていない。前とちょっと違うということで御理解いただきたいと思う。

紺谷 克孝委員

・ 違うということはわかるが、ただ、過去平成19年、平成22年もやっているし、リンクしているもの であるから、要するにどういうふうに事務事業の見直しなり財政計画をして、どういうふうに財源を 浮かせて、それを歳入歳出の中に入れていくことで、歳出、人件費が圧縮されるという提案を同時に やっていた。だから、試算というふうになっている。見通しということになると、やはりそういうき ちんとした試算的なものになっていないと言えるのではないか。例えば、職員数の見直しについても

(12)

今年提案している。その中で教育委員会の削減が入っている。全体的に見れば、職員数を削減してき ていることが全て要因だとは思わないが、教育委員会でのさまざまな事件や他部局での問題というの は、職員数をかなり減らしてきているということも一つの要因だということで、前にも質問したこと がある。今回も今の提案では教育委員会で3名が削減となっている。そういう行財政改革の進行と財 政の見通しとをリンクさせた上できちんとやっていたのが過去の試算だと思う。だからそういう点で 見通し自体が非常に不確かなものにならざるを得ないという側面があると思う。試算は今後出す予定 はあるのか。

財務部長(入江 洋之)

・ 試算というのが何なのかよくわからないが、私どもしては、過去やってきた行財政対策のいわゆる 財源対策の部分というのはここに既に全て載せている。例えば職員数の削減は5年間で何人というの は想定しているが、この通りいけるかどうかはまだこれからの問題だが、これまでやってきた延長の 分はこれですということでお示しした。それ以外に行政としていろいろ改革しなければならないこと があるので、そこの部分は新たに総務部が策定して、いつの時点になるかお伝えできないが、どこか の時点でお示ししたい。過去がそうであったから過去のとおりにやるということは、時代も変わって いるし、私どもは私どもの一定の考え方でお示ししているのであって、それが紺谷委員の意に沿わな いことは十分わかったので、どこかでまた御説明にあがって了承いただくしかないと思う。

紺谷 克孝委員

・ 私の意向で言っているのではなくて、職員数の削減とか人件費の抑制というのを、きちんと計画を もって金額をあげて、財政見通しの中に反映させた上で数字を整理しているのが、平成22年度。行財 政対策の職員数の削減だとか人件費の抑制だとかを数字にあらわして、それを年度毎の今後の見通し の中にきちんと当てはめている。先ほど財務部長は、今後の黒字を保つためには人件費云々というこ とで、職員数だとか給与の問題ということもおっしゃっていたからこそ、そういう根拠がきちんと必 要だというふうに言っている。だから今回の見通しはきちんとした裏づけがされていない、過去の財 政試算がきちんとしているということを言っている。だから私の感覚で言っているわけではなくて、 そういうきちんとしたものがあるということ。だから今は見通しでいいから、こういう試算をちゃん と出す計画があるのかどうかということをお聞きしたい。

財務部長(入江 洋之)

・ 具体的に各年度どういうふうに人員を削減していくかということをちゃんとお示ししなければとい うお話だとまず理解してよろしいか。これに内訳も明示しなければわからないだろうというお話か。

紺谷 克孝委員

・ 過去に出したものを一回見てもらえばいい。どういうものか見てもらって、こういう書式できちん と出して、いわゆる行財政対策をきちんとリンクさせた上で示してほしいということである。

委員長(工藤 恵美)

・ やりとりを聞いていると、お互いに理解が深まっていないようなので、改めてお二人で話し合いを 進めていただければと思う。

紺谷 克孝委員

・ 時間がないので、もうこれで終わるが、そのことは後で確認してぜひ検討していただきたい。

(13)

委員長(工藤 恵美)

・ では、そのようにお願いする。

・ 他に発言あるか。(なし)

・ 理事者は退室願う。

(財務部 退室)

委員長(工藤 恵美)

・ 議題終結宣告

(2) 児童・生徒の学力向上に向けた取り組みについて

委員長(工藤 恵美)

・ 議題宣告

・ 本件については、11月10日から12日の日程で、宇都宮市と豊島区に対して行政調査を行った。各自 治体の取り組みは非常に参考となり、大変有意義な調査であったと考えている。行政調査の報告書に ついては、先日配付したとおりである。

・ 本日は、まず、各委員から行政調査の感想を伺いたいと思うが、その他、行政調査を踏まえ、これ まで出された課題に対する解決方策や新たな課題などがあれば、あわせて発言いただきたい。

・ 各委員から発言をお願いする。

小山 直子委員

・ 非常に短い間で報告書をまとめていただき、所見を書いていただいたお二人に御礼を申し上げる。

・ やはり2つの自治体は、教育にしっかりお金をかけている。学力向上を声高に叫ぶだけではなく、 そのためには、自分たちの自治体の子供たちには何が不足していて、何をやることによって、力をつ けるのか。それは一般に言われるペーパーテストの学力だけではなくて、人間力であったり、そうい うところも含めて、きちんと考えた取り組みになっているなと強く感じた。

委員長(工藤 恵美)

・ 私たちが調査から帰ってきた後に、学力テストの発表があって、全道平均よりアップしていたとい う、よい報告もいただいたが、先日、本会議場で委員長報告させていただいた中にも、函館独自の課 題を見つけ出し、函館らしさのある学力アップにつなげていっていただきたいと思い、これからも調 査事項にしたいと思っているが、発言いかがか。

斉藤 明男委員

・ 小山委員と委員長が言ったとおり同感である。

委員長(工藤 恵美)

・ 時間も押しているので、本日はこの程度とし、次回の委員会において、函館市の学力向上に向け、 課題解決のための独自の取り組みや今後の推進方策について協議してまいりたいと考えているので、 よろしくお願いする。

・ その他、本件について、各委員から発言はあるか。(なし)

・ 本件については、今後の推進方策等について協議を進めていくことを確認したので、委員会の閉会 中継続調査事件とすることでよいか。(異議なし)

(14)

・ ただいま決定した閉会中継続調査事件については、先ほどの理由をもって議長に申し出たいと思う が、これに異議ないか。(異議なし)

・ 議題終結宣告

2 その他

委員長(工藤 恵美)

・ 次に、2のその他だが、各委員から何か発言あるか。(なし)

・ 散会宣告

午後5時51分散会

参照

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